2004年10月09日

人権講演会

0303ac1f.JPG 9日、近江町中央公民館ときめきホールにて、北朝鮮による拉致被害者地村保志さんの父、地村保さんを講師にお招きし「家族の絆と思いやり」と題した講演会が開催されました。
 私は、近江町人権教育推進協議会副会長として、閉会の挨拶をおこないました。
【閉会の挨拶】
 北朝鮮による拉致といいますと、昭和52年から58年にかけて、多く発生したようですが、私たちにとっては、今でも起りうる問題と捉える必要があると思います。
 7年前のことです。韓国東海岸に北朝鮮の潜水艦が漂着し、乗っていた数名の工作員は11名の乗組員全員を射殺、そして、山中に逃げ込み、韓国軍と銃撃戦になりました。韓国駐在中の私は、同胞に銃を向けるという、この事件の異様さに目を見張ったものでした。そして、平和ボケした私は大いに慌てふためいたものです。
 このとき知ったのですが、北朝鮮と韓国は未だに戦争状態にあるということです。休戦協定は国連軍と締結しただけだったのです。(正しくは、北朝鮮軍と中国人民志願軍、国連軍(UN軍)の3者が調印しましたが、韓国は調印を拒否しました)
 このことを忘れてはいけないと思います。
 わが国の海岸線は複雑に入り組んでいます。北朝鮮の軍人や工作員は、簡単に人目につかず入り込むことができます。現代の拉致事件が起らないとも限りません。
 私たちも自分のこととして拉致問題を捉えなければならないと思います。家族の絆を犯されてはなりません。
 地村先生、世話役の塚本さん、本日は遠方よりお越しいただきありがとうございました。そして、貴重なお話をいただきありがとうございました。
 ご参加の皆さん、台風22号が近づき足元の悪い中、多数ご参集いただきありがとうございました。これをもちまして、御礼と閉会のご挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。
Posted by kitanifarm at 18:59│Comments(0)TrackBack(0) 人権教育推進 

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