2004年10月07日

議員全員協議会

 6日、議員全員協議会が召集された。町長や議長の市町合併状況報告を聞き、意見交換した。
 ここで確認した多数の意見は、近江町が坂田3町と合併する場合、新設合併が前提であるというものだ。
 少し違う言い方として、「新設合併できる訳がない。だから合併せずにいこう。編入合併は職員を不幸にする。職員あっての町民だ」というものがあった。
 これも、新設合併への賛意だとすると、全員が新設合併が前提であることを確認したことになる。


 ある議員によると、職員あっての町民だそうだ。
 かつて、私たちが、中国で現地生産拠点をつくるべく現地企業と打合せを重ねていたときのことである。突然あるときから、会議の場にスーツ姿ではない方が登場した。地域の党関係者だった。
 次に、日本の工場視察要望を受け、招聘状を発行したが、来日の日が近づくたび、名簿が差し替えられる。そして最終版、全員が党関係者に入れ替わった。視察して欲しかった現地企業からは誰も来なかった。
 この国では、党あっての人民なのかと思ったものである。
 全員協議会の場で、職員あっての町民という言葉を聞いたとき、私はこの体験を思い出し、背筋に冷たいものが走ったのである。
 町民あっての職員であり、議員であり、町長なのである。間違ってはいけない。
Posted by kitanifarm at 08:55│Comments(0)TrackBack(0) 市町合併 

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