2011年09月23日

集落の偉人

戦後の青年会活動として、世継では伝統的日本文化の真髄を求める
次の活動がおこなわれていました。
1.観世流能楽
2.生け花(松月堂古流)
3.演劇

その中で今日は、委員さんから能楽に関する調査結果が届きました。

号は「隋軒」、明治34年世継に生まれた北村寅蔵氏は、
長浜の能楽師故中川清氏に師事されました。
昭和20年代には、世継青年会にて謡曲や仕舞の指導にあたられました。
また、その活動範囲は、世継だけにとどまらず、近江町公民館で講師を勤めたり
彦根や愛知川、さらには県外にも出向き、能楽の普及に努められたということです。

隋軒の号は、今も寄進された神社にある狛犬の台座に刻まれています。

蛭子神社です。
蛭子神社

蛭子神社狛犬の寄進

春日神社です。
春日神社

春日神社狛犬の寄進

隋軒の甥が、世継の古老世森與喜雄氏です。

隋軒の生家で、晩年はこの2階で過ごしました。
北村隋軒の生家

昭和20年代、青年団が謡曲を習った蔵
青年団が謡曲を習った蔵


Posted by kitanifarm at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) まちづくり委員会 

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