今朝、選対本部に向かって車を走らせていると、
私が設置したポスター用パネルになにやら小さなポスターが貼られていました。
なんと、芸能人のポスターです。
比例代表で出馬した候補で、私が支持する政党のものではないのです。
かつて、政権奪取と書かれたポスターが貼られていたことがありました。
同じパターンです。
その時は、パネル占拠が政権奪取かと思ったものです。
しかし、ストレスがたまります。
なぜなら、私の設置したパネルということは地域の皆さんがご存知です。
私がこの候補を押していると誤解されたくないのです。
しかし、私の手で撤去はできません。
証紙が貼られているので、
公職選挙法に抵触するおそれがあるからです。
市選管に電話で対応を相談しました。
自分でその党の長浜事務所に電話しろというのです。
電話しました。
長浜事務所では、彦根事務所に連絡するという返事でした。
2時間ほどしても返事がありません。
イライラがつのります。
市選管、県選管に電話したり、
警察署に軽犯罪法で告訴できないか相談したりして、
そして、相当当り散らしました。
関係者の皆さんごめんなさい。
再び、長浜の事務所に電話しました。
「対応はどうなっているのでしょう」
そして、私の気持ちを丁寧に説明しました。
すると、「きよたかさん、私、○○です」
「あっ、その節はお世話になりました」と私。
市長選挙で同じ選対で闘った、当時の同志だったのです。
善処をお願いして電話を切りました。
また携帯が鳴りました。
「きよたかさん。迷惑掛けてすんませんなぁ」
その声は、県議です。
「比例区の運動は、ほとんどが勝手に進めてるので、
県連ではわかりませんのや。
その候補の事務所に連絡を取ったので
きよたかさんの手で剥がしてくれてもええで」
「おおきに。お世話になってすんません」
さて、こう言われても自分の手では、すぐには剥がせません。
市選管に経過を報告、自身の手で剥がすと宣言。
次に警察に電話を入れ、ここにも剥がすと宣言しました。
よっしゃ、これで決着や。
中断していた書類作り再開です。
7時半からの会議に行く途中で剥がそうと思い、仕事に集中しました。
ピンポーン
「こんにちわ、北村さん!」
お客さんです。
「ポスターではご迷惑をお掛けしました。今、剥がしてきたので報告に来ました」
勝手に貼ったわけではないと説明されました。
パネルを設置している施設の持ち主に確認したというのです。
「近くにおられたので許可を得ました」とのこと。
「ここの持ち主は、足腰が弱って外に出るのも大変なんですよ。
近くと言っても、ご自宅は離れています」
こう説明しました。
しかもその前に、私はご自宅をお伺いして、掲示許可を
求められたことがあるか確認してきたのです。
過去に、パネル設置の許可を求めに来たのは、私を含め3人。
しかし、この参議院選挙では誰も来ていないとのことでした。
「場合によっては、警察官と再び同じこと確認に来ますが、よろしいか」と
証言の念押しまでしていたのです。
先方の事務所の対応を待っていたら、いつまで掛かるかわからないと
思っていたのですが、こんなに早く来ていただいたことにお礼を申し上げ
お引取りいただきました。
当り散らした関係者の皆さん、本当にごめんなさい。
皆さんに、お詫びと、結果のご報告の電話をして一件落着です。