2009年12月06日

報恩講2日目

報恩講2日目です。

報恩講の進め方は、寺院ごとに異なるようです。
私たちの深光寺では次のように進められていきます。

1日目
 8:30 御朝事のお勤め(阿弥陀経)
     お朝事終了後、一服(お茶と茶菓子)
     その後、御華足の飾りつけと御花たて
       御華足:ご本尊前1対、親鸞聖人御影1、良源上人御影1
       御花 :ご本尊1対、親鸞聖人1対、良源上人1、前坊守御位牌1
 14:00 お勤め(正信偈6首引き)
2日目
 8:30 御朝事のお勤め(阿弥陀経)
     お朝事終了後、一服(お茶と茶菓子)
 10:00 御日中(正信偈6首引き)
     御華足を下げて集落内全戸に配布(3個ずつ)できるよう分けて配布の分担を決める
     皆で御華足をいただく(御茶等いただきながら歓談)
     解散

報恩講御日中

山門前の灯篭には「皇軍萬歳」の文字が...。
「この灯篭が建ったのはワシが15の頃や、その頃、先輩たちは戦争に駆り出されていったなあ」

皇軍萬歳

灯篭に刻まれた年号は昭和13年です。その前年7月7日の盧溝橋事件で、日中全面戦争に突入、そして12月には日本軍が南京に侵攻して南京大虐殺をまきおこしたのです。日本中がおぞましい戦争に突き進んでいった歴史の証人が、この灯篭といえるでしょう。

「こっちは国威宣揚と書いてる。戦後モルタルで埋めたんやけど字が出てきとる。あんな戦争を二度とせんようにしなアカンな」

国威宣揚

「これも戦前に建てられた碑や。紀元2千600年記念と書いている。昭和15年のことや。皇居の図面を写した記念ということやろか」

國體明緻宮城謹寫大圖

紀元2600年は、日本各地でお祝いの行事が開かれたそうです。長引く戦局、窮乏する生活による銃後の国民の疲弊感を祭りに参加させることで晴らそうとしたとか。

Posted by kitanifarm at 15:32│Comments(1)TrackBack(0) その他 | まちづくり委員会

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この記事へのコメント
南京大虐殺は中国の捏造です。
Posted by 名無し at 2015年03月16日 19:57