2009年08月26日

米袋の配達

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 各農家から注文のあった米袋が、農協から届きました。農業組合に配達させようというのです。農家9戸分で833袋ですから役員さんに連絡している間に配達できます。自分で配達してきました。

 配達していて、注文者がやけに少ないことに気付きました。私はここ数年農協出荷せず、友人知人の皆さんに直販しています。農協の米袋で出荷する必要もなく、また大変高価ですから自身で購入しています。同じ考えの農家もあるだろうと、全農家の注文がなくても気に留めていなかったのです。

 友人のマッさんの米袋も届いていません。マッさんは注文した覚えがないそうです。例年なら個人宛に注文案内が届いていたのですが、今年からは回覧だけでの注文になっています。回覧に気付かなかったそうです。

Posted by kitanifarm at 23:59│Comments(3)TrackBack(0) 農業組合 

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この記事へのコメント
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おはようございます。
私の宮崎の父方の実家は精米所をしてます。年々精米する数が下降気味なのですが、年配の方が持ってこられると精米所を閉める事もできず、仕事を2つ掛け持ちしてます。
こちらの現状と多少違いはあるかもしれないのですが農協へ持って行っても安いようであれば別の選択を考えますよね。私は知識不足なのですが…日本の貯蓄米が原因なのでしょうか?
Posted by いわきり at 2009年08月27日 08:18
いわきりさん、コメントありがとうございます。

 米価は下がっています。昔のように食糧管理制度で価格補償していないからです。この制度は日本人の食生活が様変わりして破綻してしまいました。米が余り出したからです。米価が下がったのはみんながお米を食べなくなったからです。

 一方でお役所化した農協の組織は硬直化しています。報道では、民主党の小沢も、農協を無視するような発言をしているようです。日本の農業を任せられない農協という見方をしているのでしょう。昨年、農水省を訪問して2時間ほど副大臣と懇談してきました。非公式ながら、閣僚ですら現在の農協の活動には失望されているようでした。

 農協を当てにしない農家は増えています。独自ルートでの資材購入や農産物販売にシフトしているのです。

 私の場合、そんな大それたことは思ってなくて、顔の見える生産者から安心安全のお米を買いたいという友人知人のニーズに応えていたら、農協に出荷するお米がなくなってしまっただけなのです。
Posted by きよたか at 2009年08月27日 09:27
 農協の対応がチグハグになっているのが、このBLOGを見てもわかると思います。農協本来の活動は、営農指導と農家の生活改善だったのですが、そこに農協組織が適応できなくなってきています。適応できなくなった組織は淘汰されます。生き残りが掛かっていると思うのですが...。
Posted by きよたか at 2009年08月27日 09:52