2008年02月26日

できっこない

中日新聞のエッセーに某社会保管事務所に派遣された人の話が載っていました。
タイトルは「できっこない」。

勤務開始時間の2分前にパソコンを立ち上げようとしたら
「まだ時間前ですよ」と、課長にたしなめられたそうです。
正午を1分過ぎて仕事をしていると
「時間ですよ、時間ですよ」と、言われる。

仕事中も
「そんなに急がなくてもいいんですから、ゆっくりでいいんですから」
職員さんに声を掛けられたそうです。

「宙に浮いた年金問題」が、表面化する前の話だそうです。
忙しさが増した今、保険事務所は変わっていないとその人は言っているとか。

「そんなの、できっこない」と言う声を耳にしたからだそうです。
民間企業では考えられない話です。

私は、民間企業で30年間勤務してきました。
その経験を活かし行政を質してきましたが、ある職員さんがこんなことを私に言いました。
「ここは民間じゃないんですから、営利目的の企業じゃないんですから」

行政は、そして、公務員は特別なんだという意識がここにあるのではないでしょうか。


「ある特別な事象は、普遍的な事象のひとつの現れである」
この見方を、20代の頃、私は学びました。

多くの課題にぶつかったとき、この見方で、私は解決の糸口を模索してきました。

古今東西、人の営みとはそういうものです。
だから、「中国三千年の歴史に学ぶ」とか、「史記に学ぶ」「十八史略に学ぶ」「孫子の兵法に学ぶ」などと、多くの文献に、多くの事象が採り上げられてきたのです。

パーキンソンの法則とは、役所の組織の研究から生まれてきました。
組織は年率6%で肥大化していくという法則の発見です。

このことですら民間企業では、自身の改革のために、役所の話だといって、このことからも目をはなすことがないのです。

市長は、行政改革と言っています。
でも、これに応えられない役所の文化があるのかもしれません。
そして、改革を阻んでいるのかもしれません。

米原市では、そんなことがない事を期待しています。

Posted by kitanifarm at 23:54│Comments(0)TrackBack(0)その他 

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