当地、米原市世継は蔬菜の生産に熱心な地域です。
蔬菜は長浜地方卸売市場に出荷、地場野菜として地元の八百屋さんに引き取られていきます。
さて、ここで野菜を洗うのに使うのが共同井戸です。
自噴しています。
これを当地では「カナボ」と呼んでいます。
語源は「金棒」からきているという説があります。
鉄の棒を打ち込んで井戸を掘ったことからきているそうです。
深井戸ですから年中同じ温度、特に冬場の水仕事ではポカポカと暖かく感じられます。
今日は、利用者みんなで大切なこの井戸を掃除しました。
ポンプで洗い場の水を全部かい出します。
そして底に堆積した土砂を待ち構えている一輪車に積めば、自分たちの畑まで戻してくれます。
私も底に入りスコップで土砂を上げました。