2006年05月20日

赤かび病

大変です。
麦に赤かび病が発生しそうです。

赤かび病に感染した麦は廃棄するしかありません。
赤かび毒は人体に有害だからです。

5月8日発行防除情報第2号5月17日発行病害虫発生予察注意報第1号で滋賀県病害虫防除所が関係機関に連絡しています。

手遅れではないでしょうか。
私の麦は5月8日に開花を確認しています。
この地域の麦の開花はほぼ同じ時期でした。

赤かび病には、開花期〜開花10日後頃が最も感染しやすいとされ、この時期が防除適期だそうです。
もう適期は過ぎています。

例年ですと防除薬「トップジンM粉剤」がこの時期2回散布できました。
「さあもう一回散布」と行動できたはずです。
しかし、今年から使用基準が変わり、出穂後1回の散布に改められました。
1回目は5月6日に散布済みですから後が無いのです。

代わりの防除薬、適当なものが見当たらないようです。
液剤ならあるそうですが、散布機が用意できていないのです。
農地の3分の1は生産調整で転作、麦が作付けされています。全国規模です。
「トップジンM粉剤」の使用回数制限は昨年10月の登録変更情報でわかっています。

この時期、どうしてこんなことになるのでしょう。
激動の農政、行政やJAなどの農業団体も大変だとは思います。しかし...。

Posted by kitanifarm at 09:11│Comments(0)TrackBack(0) 農業 

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