2006年03月28日

米原市議会18年第1回定例会最終日

08480435.jpg3月8日に始まった米原市議会18年第1回定例会は28日に最終日を迎え、92の議案を審議、すべて原案のとおり可決しました。

写真は3月末日で退任される管理職です。議長の閉会宣言後、議場の皆さんにご挨拶されました。

今日は共産党の反対討論に対する討論で演壇に立ちました。
議案は「米原市国民保護協議会条例の制定について」で、私の討論内容は次の通り


【討論】

今から10年前、韓国東海岸に北朝鮮の潜水艦が漂着するという事件がありました。北朝鮮工作員が自国の乗組員11人全員を射殺して韓国の山中に逃げ込み、銃撃戦に発展したのです。

この時、私は韓国ソウルに駐在していました。ちょうど昼のニュースでその様子が報道されていましたが、すぐには事態が呑みこめませんでした。

しばらくして、韓国人部下が1人2人と職場からいなくなったのです。彼らが予備役軍人として召集されたのを知った時、私は北朝鮮との戦争の恐怖におそわれました。

ソウル日本人会に連絡を取りました。戦争がはじまったら10分以内にソウルは火の海、北朝鮮軍は1時間後にソウルを占領するということです。戦争が始まったら私たち日本人は、ソウルの南にあるソウル空港に逃げるようアドバイスがありました。そこに日本航空の旅客機が救出に来てくれるということでした。

しかし、ソウル空港は軍の空港です。そんなところに旅客機が着陸できるわけがないとの情報も入ってきたのです。

このとき、平和ボケした私自身、そして平和ボケした日本人、日本政府にあきれてしまったのです。

日本の海岸線は複雑に入り組んでいます。多くの島嶼に囲まれています。北朝鮮の工作員や軍人は容易にわが国に入り込むことができるのです。このことは、北朝鮮による拉致事件が多く発生していることから、皆さんにご理解いただけることでしょう。

さて、10年前のソウルでの経験で自分自身の平和ボケぶりがあきらかになりました。何か事が起こったとき、私のように水や食料を備蓄したり、逃げるルートを調べたりと、1人で混乱することが無いよう何か手を打たなければならないと思っていました。

今回、国民保護法や関係の条例制定で、外国からの脅威に備えることができる訳です。
本条例の制定を歓迎し、以上、賛成討論とします。
Posted by kitanifarm at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) 議会 

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