2005年12月22日

本会議

 22日は12月議会最終日でした。
 近江公民館の指定管理者に「おうみ地域人権・文化・スポーツ振興会」を指定する議案への反対討論が共産党の清水議員からありましたので、対抗して討論をしました。

 清水さんの反対討論主旨は次のようであったと記憶しています。
 「社会教育の場である公民館は直営であるべきだ。民間が入ってくると行政が食い物にされる。経営の考えが入ってくるときっと住民の負担も増えるだろう」

 それに対する私の賛成討論は


■北村喜代隆の賛成討論■

 「ゆで蛙」現象、皆さんご存知でしょうか。
 ヤカンの水の中に蛙を入れます。これを火に掛け、徐々に熱していくのです。すると蛙は何も気付かず逃げることも無く、ゆであがって死んでしまうという話です。

 行政を取り巻く環境は厳しく、また激動の中にあります。
 公民館の指定管理者制度導入は行政改革を目指しており、これからは経営という次元が公民館の管理にも必要になってくるのです。
 変化を先取りしていくことは「ゆで蛙」にならないためにも必要なことです。

 ここに社団法人全国公民館連合会からの資料があります。今朝の9時過ぎFAXで届いたものです。「指定管理者制度に移行した公民館」というタイトルの資料です。
 これを見てみますと、全国でまだ28の公民館しか指定管理者制度に移行していないのです。われらが米原市の公民館「米原公民館」と「近江公民館」は、この28の中に入っています。

 全国に先駆けた取り組みといえます。改革に向けた米原市当局、そして市長の勇気に敬意を表したいと思います。

 さて、突然の公募、しかもその期間も短い中、近江公民館の指定管理者には、いくつかの団体、法人が候補となりました。
 こういった中、近江公民館を主たる活動場所としている団体が団結して組織化をはかってくれました。それが、今回の議案で提案されている「おうみ地域人権・文化・スポーツ振興会」です。
 実際に地域で活動している多彩なスキルを持つ人たちが、自分たちで公民館を守ろう、管理しようと立ち上がってくれたのです。
 まさに住民密着で、民間活力を生かすことができるわけで、「自然きらめき ひと・まち ときめく 交流のまち 米原市」を作っていくための、一定の役割を果たすことができる団体です。

以上、本議案の賛成討論とします。
Posted by kitanifarm at 23:58│Comments(1)TrackBack(0) 議会 

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この記事へのコメント
清水議員の言はれる直営が私も本来の形だと思いますが、此処に至っては、致し方無いと思います。地域の方々の英知とパワーを結集し、管理・運営に頑張って行くしか無いと考えます。今後とも、何かとお力添えをよろしくお願いします。本日の会議にも主席お願いします。
Posted by 前川でーす at 2005年12月24日 11:18