2005年01月14日

第5回 米原市・近江町任意合併協議会

22c88c26.JPG 第5回米原市(山東町・伊吹町・米原町)・近江町任意合併協議会が13日近江町中央公民館で開催されました。
 写真は農業委員の定数について発言されている住民代表の小川守さん。
<続き>
 議員定数を当初提案の22名から24名とすることについて議論が盛り上がりました。
 住民代表は行政コスト削減という合併の目的からして議員数は少ない方が良いとおっしゃる。議員側は少ないと議会の責任を果たせない、既成の市の事例でも地方自治法定数から市制の成熟に伴い徐々に定数を減らしていることを考えると22名は早計であるとの意見です。
 結果協議会では、議員定数は24名とし、次の選挙から定数減に向け努力することで確認されました。

 ある委員はN市を例にあげ、20名の議員での可否は未検証だ、得票数と議員の能力は別物だ、N市議会を見ていると落選した21,22番の方の能力も捨てがたいと発言されました。
 この発言に私は思わず「そのとおり」と声があがってしまいました。住民無視の多数派工作が議員活動であると新人議員に錯覚させている原因は、N市の議員数の少なさにあるのではないかと思うからです。だから新聞報道にあるように机が飛び、怒号が飛び交うのではないでしょうか。
 また、当選順位と議員能力は必ずしも一致しないとの発言もあり、これももっともだと、思わずうなずいてしまいました。本町トップ当選議員の「こんなこと言うては〜る」「みんな言うては〜る」に対し、私は「それで、あんたの意見はなんなんだ。自分の目で見たのか、自分で確認ぐらいしたらどうなんだ」と突っ込んだことを思い出します。この議員の「きよたかちゃんも見てきて〜」に答え、学童保育に関する事実確認に出向きましたが、この議員は一度も自分で見に行っていなかったんです。「○○議員の協力要請があったので確認に来ました」「○○議員は一度もお見えになっていません」だって、冗談じゃない。

 私は、議員数が少ないと、地域住民との距離が広がってしまうのではないかと感じています。私の活動範囲は従来の集落範囲にとどまらず、いくつかの集落をカバーしていると自認し、そのような活動をしているつもりです。しかし、出身集落はともかく他の集落となると行き届かず、先の1市8町合併枠組みでは悔しい発言もいただきました。
 議員一人あたり、およそ2千名の住民とどう接するのか、今までは7百人ほどだったのです。また多くの町議は、ほとんどが出身集落に対する活動だけで済んでいたのではないでしょうか。こういった中、2千名なんて無理と考える議員がいて、安易に多数派議員になってしまえば、民意は誰が反映するのでしょう。
 たった2名の議員数を問題にしていますが、合併当初は地方自治法の定員数26名でもいいのではないかと私はおもっています。昨年の議長問い合わせに、私は26名を主張していました。
(私は、協議会で確認された24名を尊重し、これを否定するものではありません)
Posted by kitanifarm at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) 市町合併 

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