2004年12月11日

共同井戸

 当地世継には自噴の共同井戸があります。自噴ですからこれは深井戸です。数百メートル地下から吹きあげているそうです。

 この井戸を地元ではカナボと呼んでいます。昔井戸を掘るのに鉄の棒を打ち込んだことに由来すると言われています。金棒がカナボび転じたそうです。

 世継は古くから長浜市近郊野菜の産地で、野菜農家はカナボで毎日野菜を洗い出荷や行商をします。世継の集落には、このため何ヶ所かのカナボがあり周辺の農家が共同管理しています。

 我家も古くからの野菜農家で、父亡き後母が一人で野菜作りをし、北仁(キタニ)ブランドを守っています。そして近くの共同井戸の仲間に入っています。

 この井戸は9軒の共同管理になっていて、今年は我家が当番ですから、 11日は早朝よりポンプで水をかい出し掃除の準備。そして、洗い場に溜まった土をみんなで畑に戻しました。

 農家は高齢化が進み私が最年少、ひとり洗い場の底に入り、スコップで土をあげました。頭の高さほどにスコップを運ぶ作業は結構きつく、腰にきました。


Posted by kitanifarm at 23:59│Comments(0)TrackBack(0)

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